岡本かの子

岡本かの子

1889年3月東京都港区青山南町生まれ。兄の大貫晶川が谷崎潤一郎と親しく、小説家に憧れる。跡見女学校卒業後、漫画家岡本一平と結婚し、後に芸術家となる岡本太郎が生まれる(その後、長女と次男は死去)。歌人としての活動は女学校時代の投稿から始まっているが、小説家としての本格的な活動は晩年の4年弱である。『鶴は病みき』(信正社)、『夏の夜の夢』(版画荘)、『母子叙情』(創元社)、『老妓抄』(中央公論社)、『生々流転』(改造社)等。1939年2月没。(肖像写真は日本近代文学館所蔵)

連載中の作品

電子書籍

鶴は病みき

歌人として有名だった岡本かの子の最初の小説集『鶴は病みき』(1936)の電子復刊です。表題作のほか、「渾沌未分」「敵(戯曲)」「豆腐買い」等、9編の短編を収録。信正社による初刊本を底本とし、伏せ字は実業之日本社版の「岡本かの子全集」を参照して補いました。2010年の常用漢字改定に照らし合わせ現代仮名遣いへ改めるとともに、常用外漢字にはルビを振り、読みやすくしています。昭和の評論家、十返肇による「岡本かの子論」も収録しました。

(2016年7月 1日 発売)