文壇五十年

文壇五十年正宗白鳥

明治末期から1962年に亡くなる直前まで、小説、戯曲、評論分野の第一線で活躍した正宗白鳥による文壇回顧録です。白鳥は読売新聞の芸術担当記者としても自然主義を盛り上げた一人。美術、文学、演劇に造詣が深く、本書では、岡倉天心、夏目漱石、森鴎外、左団次、永井荷風、幸徳秋水と大逆事件の影響、第二次大戦中の言論統制の実態等々、50年分のトピックが語られます。「本当の事」を書いてきた白鳥ですが、ここでは「底抜けの本当の事なんか書かぬように筆を謹むべきであろうか」と序文にあります。ITmedia 名作文庫では、1954年に河出書房から発行された単行本を底本としました。なお底本には写真が多用されていますが割愛しました。

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目次

文壇五十年

文壇五十年連載終了

日露戦争前後から第二次大戦前後まで、日本の文学を回顧します。「負けても勝っても戦争の力はえらいもので、東西古今の歴史は、戦争によって変化を遂げて来た」(正宗白鳥)

表記等について

  1. 読みやすさを優先し、原則として旧仮名遣いを新仮名遣いに改めるほか常用漢字表の新字体を使用するが、原文に文語文がある場合はそのかぎりではない。
  2. 常用漢字表にない漢字、当て字、異字は初出時に振り仮名を付ける。
  3. 難読語で原文を損なうおそれが少ないと思われるものについては仮名に改める。
  4. 振り仮名はブラウザによって表示が異なる。ChromeとInternet Explorerでは文字の上に振り仮名が振られる「ルビ表示」となるが、Firefoxでは文字の後に()で表示される。文字を強調する傍点は、FirefoxとInternet Explorerでは太字で表示される。
  5. ITmedia 名作文庫は、散文作品(小説、随筆、評論、日記等)を主体とする。なるべく初刊本に近いものを底本に選び、全集等、先人たちの校訂を参照する。著者の死後50年を過ぎた作品群の中には、21世紀の今日の観点からみると、差別を始めとした不適切な表現ないしは同表現ととられかねない箇所が見受けられることがあるが、原文の歴史的価値を鑑みて底本どおりとする。