正宗白鳥

正宗白鳥

1879年3月岡山県備前市の素封家に生まれる。東京専門学校(現早稲田大学)文学科卒業後、同出版部を経て読売新聞社に入社。文芸・美術・演芸記者になる。1904年に「寂寞」で小説家デビュー。1907年に読売新聞社を退社し、翌年「何処へ」で注目される。戯曲も多作した自然主義文学の代表作家の一人。昭和になってからは評論活動にシフト。1935年に徳田秋聲、島崎藤村らと日本ペンクラブ設立。1950年文化勲章受章。代表作を収録した『正宗白鳥全集』全13巻(新潮社)とほぼ全著作を収録した『正宗白鳥全集』全30巻(福武書店)がある。1962年10月没。(肖像写真は日本近代文学館所蔵)

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文壇五十年

明治末期から1962年に亡くなる直前まで、小説、戯曲、評論分野の第一線で活躍した正宗白鳥による文壇回顧録です。白鳥は読売新聞の芸術担当記者としても自然主義を盛り上げた一人。美術、文学、演劇に造詣が深く、本書では、岡倉天心、夏目漱石、森鴎外、左団次、永井荷風、幸徳秋水と大逆事件の影響、第二次大戦中の言論統制の実態等々、50年分のトピックが語られます。「本当の事」を書いてきた白鳥ですが、ここでは「底抜けの本当の事なんか書かぬように筆を謹むべきであろうか」と序文にあります。ITmedia 名作文庫では、1954年に河出書房から発行された単行本を底本としました。なお底本には写真が多用されていますが割愛しました。

(2014年12月 5日 発売)